伝説のバイクHarley-Davidson
Harley-Davidsonは、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社があるオートバイメーカーで、そのヒストリーは1903年に始まります。
Harley-Davidsonの1号機は、自転車にエンジンを搭載した手作りバイクとして誕生しました。設計をウィリアム・S・ハーレーが担当し、鋳型をアーサー・ダビッドソンが作成し、ウォルター・ダビッドソンにより組み立てられました。
その後、ダビッドソン兄弟の兄ウィリアム・A・ダビッドソンが加わり、会社が設立されました。
1907年にはVツインエンジンが開発され、1909年には「5D」という名のエンジンに進化して量産販売が行われるようになりました。
また、この時代にはチェーンドライブ駆動が主流であったにもかかわらず、Harley-Davidsonだけがベルトドライブ駆動を採用し、現在まで続く基本的な構成が出揃いました。
その後、順調に業績を拡大してきましたが、1929年の世界大恐慌のあおりを受けて生産台数が大きく落ち込みました。
しかし、その中で「ナックルヘッド」と呼ばれるOHVエンジンを開発し、ライバルのインディアン社を上回る速度を実現しました。
その後もエンジンは「パンヘッド」、「ショベルヘッド」と呼ばれるエンジンに進歩し、Harley-Davidsonの伝説を作り上げてきました。
最近では環境保護も考慮して電動バイク「ライブワイヤー」を発表しています。
Harley-Davidsonは、誕生以来100年以上のヒストリーを持つ企業で、今でも熱心な愛好者に支えられている企業です。