Vツインエンジンヒストリー
Harley-Davidsonは、1903年、アメリカウィスコンシン州ミルウォーキーで誕生しました。
Harley-Davidson第一号は、単気筒エンジン搭載でしたが、1907年にVツインエンジンが開発され、以後現在に至るまでベルトドライブと相まってHarley-Davidsonの代名詞となっています。
ヒストリーをひもといても、1929年に開発のフラットヘッドエンジン(1974年まで採用)、1936年の、ナックルヘッドと呼ばれるオーバーヘッドバルブエンジン、1948年のパンヘッド、1966年のショベルヘッド、1985年以降のエボリューションエンジン、ツインカム88と、形態を変え、時代の流れにも対応し、独自のVツインエンジンを開発し続けてきました。それ故、VツインエンジンのヒストリーはHarley-Davidsonのヒストリーと言って差し支えないでしょう。
たとえ古臭い、旧態依然と言われようとHarley-DavidsonがVツインを固持するのは、それが伝統であり、同社のアイデンティティであり、ファンを超えた信者がそれを求めるからです。
ちょうどポルシェ911のRRエンジンに共通するものがあり、ルイヴィトンのバッグにも見られるような、長年に亘りスタイルを変えない伝統の良さみたいなものです。
Vツインの特徴は、ドコドコとした、ならではのサウンドであり、鼓動感であり、芸術的なルックスです。
ロングストロークエンジン、中低回転から分厚いトルクが得られるトルク重視のエンジンです。言ってみれば、排気量が増えるほど走りが楽になる誰もが思い描くアメリカンスタイルです。